僕の日常とやる気スイッチ【中編】
◼️前回までのあらすじ
勃たんかった。
◼️ピッチャー代わりましてピンサロ
先程の敗戦を引きづりながらも『射精してぇ!!!』という気持ちは霧散したわけではなく、むしろ更に悶々としていた。
ソープからの帰路につきながらも頭の中はエッチなサービスをしてくれるお店のこと一色。
とにかく射精したくてしょうがない。
そして先程19000円を無駄にしてしまったのでなるべくローコストで射精したい。
色々な択があるが、その中から『最寄りのピンサロに行く』というカードを選択。
ソープからの帰り道にそのままピンサロへ…とはいかず、一旦帰宅した。
というのも、ちんちんがめっちゃ臭かったからだ。
ちんちん自体の臭さじゃなくて、『唾液臭さ』やね。
ソープでギリギリまで舐め回してもらっていたせいでシャワーも浴びずに出てきたので、帰り道で「もしかしたら臭いかも?」って思ったんよね。
で、手をシュッとズボンの中に入れて指先でピッとちんちんをなぞってその指を嗅いだ瞬間、「ヴォエッ!!!」ってなったよね。
いちいち帰るの面倒だったので駅のトイレでトイレットペーパーを水道水で湿らせ拭いてみたけど全く改善せず。
『焼け石に水』ならぬ『フェラされた後のチンポに湿らせたトイレットペーパー』ってね。
こりゃ一度帰宅してシャワー浴びた方が良いなと。
家に到着しシャワーを浴びる。
ついでに残り半カケラのシルデナフィルも飲んだ。
次は絶対に射精するんだ、という願いとともに…。
家から出て最寄りのピンサロへと向かう。
30分8000円と割高だったが仕方ねえ、もうオナニーじゃ満足できないステージだ。
なんとしても他人の力で抜いてほしい。
店に到着しすぐに「指名はありません。最速でお願いします」と受付に伝える。
急患です。
10分程待ったあと、ボーイに呼び出されパーティションで区切られたブースに案内される。
3分程待つと、「こんばんは~」と嬢が現れた。
僕「こんばんは!」
嬢「よろしくお願いします~!」
僕「よろしくお願いします!いや~寒いね~」
嬢「ホントもう冬って感じですよね!」
僕「そうなんよね、手の指先とか足の指とかまだ冷たいまんまでさぁ」
嬢「あ、ホントですね!手、すっごい冷たいですね」
自分から振っといてアレだけど、これさっきやったからスキップしたいんだが…と、性欲に支配された脳ミソはもどかしさを感じていた。
なので諸々加速させる作戦に出た。
僕「ちんちんの先も冷たい…」
嬢「え!?www」
僕「乳首感じるタイプなんすよ」
嬢「www」
僕「なるべく強めで」
嬢「いきなりすぎでしょーwww」
怒涛の自己紹介で早く次の工程に行きたいとアピール。
その甲斐もあり「わかった、あっためてあげるw」といいながら嬢は僕の服を脱がせ、愚息を握ってくれた。
嬢の暖かい手でちんちんを包んでもらいながら、唾液交換をする。
僕に寄りかかるような体勢の嬢は、ちんちんを触っていない方の手で体のバランスをとっていたので、僕は「この手も活用してほしいな」と思い、嬢の肩と腰を僕が支えることでそういう方向に促した。
嬢は察しがよく、余った手で僕の乳首をいじり始めた。
J-POPではよく『繋いだ手を離さない』という歌詞が出てくるけど、今は『余った手を余らせない』の方針で愛を歌う。
そして紡がれたピンサロ正中線『キス』『乳首』『手コキ』の三点突きにより、僕のちんちんは恋い焦がれ始めた。
READY STEADY GO のREADY部分やね。
程なくして嬢はキスから乳首舐めに移行。
いやぁ、良いよその移行。
ちょうど僕も「乳首舐めてほしいなぁ」って思ってたところよ。
僕らはいつも以心伝心ってね。
リクエスト通り気持ち強めに吸ってくれた。
そして手コキも相まってみるみるうちにちんちんはがちがちにSTEADYした。
これで仕舞いだと言わんばかりに嬢はフェラに移行。
表面をあらかた舐めたあと口に咥え、チュポチュポと音を立てながらヘドバンを開始した。
頭が上下に動く様はなんか生産工場の機械みたいでちょっと笑っちゃった。
手コキはさながら工場制手工業ってことかな、知らんけど。
とかいいながらもイキたくてイキたくて震える。
(この曲の歌詞、デリヘル嬢にガチ恋した時の僕の心境そのままでめっちゃ共感する~~~)
先っちょを舐められながらの高速手コキで限界を迎える。
僕「あー、もうヤバイっす!」
嬢「んっ、んっ」
僕「うおおお!ヤバいイクぅー!!」GO!
どびゅるるるるる!!!びゅるるるるびゅうううううう!!!!
ドクンドクンびゅううるるるる……
いやまぁこのオノマトペは嘘だけど、気持ち的にはこんくらい出たね。
久しぶりに射精した感じだ…。
懐かしい感覚が体を包む。
心が穏やかになり、時の流れがゆったりとしたものに感じる。
なんだかおばあちゃんちに居るみたいだな、と思った。
おばあちゃんちとの違いは、暗室で光源はネオンライトだけでユーロビートがガンガンに鳴っていて僕の横にはティッシュに精子を吐き出している嬢がいるところくらいだ。
他は大体おばあちゃんちと同じように感じた。
嬢に股間を拭いてもらい、服を着る。
嬢からメッセージカードを受け取ると席を立ち、出口へと向かう。
嬢「今日はありがとう、また遊びに来てね!」
僕「こちらこそありがとう、すげぇ満足した!また来るね」
嬢「うん、待ってるね!」
挨拶を交わし退店する。
雑居ビルの3階からエレベーターに乗り込み、1階へ。
僕「セックスしてえなあ」
店から降りるエレベーターの中でそう思った。
前編