スッキリ備忘録

スッキリ備忘録

勃ちません

ラストランと神の裁き【後編】

◼️前回までのあらすじ

彼女が出来たその日にピンサロに行った。

気持ちよかった。

 

 

 

◼️神の裁きと精神の安定

結論から言うとチンポが勃たんまま彼女と別れたので結局素人童貞のままです。


何が起きたかを簡潔に箇条書きで説明するよ。

・付き合い始めてそこそこ経ったのでセックスしてえなぁと思いお家に呼んだけど全く勃たない。

・やばいどうにかせねばと打開策を考え、出した答えが「乳首舐めてもらっていい?」

・んで散々乳首を舐めてもらったけど結局変化なし

・お相手はそのまま帰宅、翌週別れを告げられる。理由は「彼氏としてみることができなかった」

 

 

情けない

    嗚呼情けない

        情けない        (心の俳句)

 

 

チンポが勃たないのはもうね、10000歩譲ってセーフとしても、そのフォローがダメダメだよね。

一般女性との初めての夜に散々乳首を舐めさせるのはダメだし、結果勃たんわけだし。

普通にドン引きされるでしょ。


でもね、今でこそ冷静に考えられるけど当時はテンパってましたからね。

『EDが発動して焦る僕。なんとかして勃たせなきゃ…そうだ!乳首を舐めてもらおう!』

って思考に至るのは、不自然で捻じ曲がった性経験を積んできた僕にとってはごく自然な流れかと思います。


あとショックなのが『シアリス』+『シルデナフィル』の必殺のコンボが効かなかったことですね。

今まで数多の風俗店で成果を上げてきたコンビには絶大な信頼をおいていました。

多少の飲酒はシアリスでカバーできるし、シアリスでちょっと持ち上がればシルデナフィルが追撃してくれるという正に死角なしのフルボッキコンビ。

普段は互いのED治療薬界のシェアの座を争うが、一度手を組めば向かうところ敵なし。

その様はアニメで例えるならばコードギアスの『ルルーシュとスザク』、TIGER&BUNNYの『虎徹とバーナビー』みたいな感じ。

考え方や手段が異なれど『世界を救いたい』『誰かを守りたい』といった最終目的が一致し、手を取り合い素晴らしい力を発揮する…。

シアリスシルデナフィル』も一緒。

『チンポを勃起させたい』という目的のために協力することでより強いシナジーを発揮するんよ。


『◯◯と◯◯』ってフレーズで思い出したけど、昔ジャニーズジュニアでユニットを組んでた『修二と彰』もそうだよね。

懐かしいね、青春アミーゴ


SI 俺達は昔から二人で一つだったソープじゃ負け知らず


シアリスシルデナフィル』で『中年アミーゴ』。

所属事務所はもちろんジャニーズシニア。


ソープで負け知らずってのはまぁ嘘だけど。

結構負けるけど。

それでもシアリスシルデナフィルのコンボなら非常に高い勝率を誇っていた。


何故勃たなかったのか。

このコンビが通用しなかったというのは、やはり『彼女がいるのにピンサロに行った僕』に対する『神の裁き』という他ないだろう。


もちろん神なんて信じてないし、ピンサロに行ったことと勃起しないことに因果なんてないと思う。

ていうかそもそも

「そのコンビで負けたことあるんだしたまたまなんじゃないの?」

「一般女性が相手だから緊張したのでは?」

「普段プロのテクを受けているせいで、素人が相手だと無理じゃない?」

なんてことも考えられる。

確かにありえるだろう。


それでもやはりこれは神の裁きだと思う。

論理的な理由なんてない。

あるのは倫理的な感情だけだ。

人間は都合の悪い時ほど神を信じるものだけど、今がまさにその時だった。


古来より人は神を仕立て上げ信仰してきた。

幸運や平穏であれば神のおかげだし、不運や災害があれば神の試練として受け入れる。

時にはベルゼブブやロキ、アンラマンユのように悪神・邪神を絶対悪として設定することで分かりやすく善を尊んだ。


僕は自分のチンポが結構好きだから。

勃つことのできなかった自分のチンポを責めることができなかった。

つまり今回のインポ事件に関して、勃起しなかった責任の所在を自分のチンポ以外の誰かに求めたくて、神の裁き・神の試練という名目で神様のせいにしたってわけ。

 

 

 

へへ。

 

 

 

チンポが勃たないなら、せめて中指を立てる相手くらい欲しかったんだ。

 

 

 

 

 

◼️今までで一番我慢汁が出た件

別れた翌日の昼間、僕はソープの待合室にいた。

胸にポッカリと空いた穴を埋めるためなのか習慣なのかはよくわからないんだけど、気が付いたら待合室にいた。


嬢の年齢層が若干高めの大衆ソープ。

小綺麗な内装、ふかふかのソファ。

店内に常備されている『週刊実話』のエッチなページをパラパラとめくりつつ、順番が来るのを待った。


僕「すみません、トイレ行ってもいいですか」


何やら雑務のため待合室に入ってきた店員に声をかけた。


店「承知しました、ご案内いたします」


ロマンスグレーの渋い店員さんに連れられ、トイレに移動した。

もちろんおしっこをするためにトイレに来たんだけど、実はもうひとつ理由があった。


掲題の通り、我慢汁が出まくっていたので拭きにきたのだ。

我慢汁。

もうね、なんかありえんくらい出てた。

パンツの中はベッタベタだった。

パンツには5センチくらいのシミが出来ていたが、黒色のAirRismだったため幸い大きくは目立たなかった。

パンツからおちんちんを取り出してみると、おちんちんの先の穴からは今もまさに雫が滲み出してるところだった。

ドモホルンリンクルのCMみたいになってた。

一滴一滴抽出するやつ。

 

 

 

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なんなんだ一体。

未だかつてこんなに我慢汁が出たことはなかった。

 

 

興奮の現れなのか。

 

 

はたまた悲しみの涙なのか。

 

 

それは誰にも分からない。

 

 

ただひとつ確かなのは、パンツの中がベタベタであるということだけだった。


トイレの個室でトイレットペーパーを使用し拭いていく。

ズルッとズボンを下げ、パンツも下げ、体を拭いていく。

濡れたトイレットペーパーがおちんちんや陰毛にこびりつかないように気をつけながら、丁寧に拭いていく。

パンツもトイレットペーパーを使用して拭いていくが、やはり完全に乾くということはなかった。

「おもらししてると思われたらやだなぁ」なんて考えながら拭いていると、妙案がひとつ浮かんだ。


ハンドドライヤーだ。


今やどこのトイレにもあるこのハンドドライヤーだけど、コイツを活用すればすぐ乾くのではないか?


まずは現物確認だ、と個室から出て手洗台に向かいハンドドライヤーを探す。


あった。


トースター型の、手を上から差し込むタイプのドライヤーだ。


ううむ、どうしたものか…と唸る。

僕は横から手を差し込むタイプのドライヤーを想像していた。

これならパンツを履いたまま、患部を引っ張ってエアフロー内に持ってけばOKだ。


しかしトースター型だと、履いたまま乾かすというのは不可能だ。

一度パンツを脱ぎ、パンツをドライヤー内に突っ込む必要がある。

この方法にはリスクが2つある。

1つ目はトイレ内で下半身が丸出しになることだ。

個室で下半身丸出しは問題ない。

だが手洗台で丸出しはいただけない。

店員や別の客が入ってきたら完全にアウツだ。

2つ目は衛生面だ。

共用のドライヤーに僕のパンツを突っ込んでいいのか?

いやよくないでしょ。

ソープに来る前に、家でシャワーを浴びて清潔なパンツに履き替えたばっかりなので衛生面では正直そんなにめっちゃ汚いわけではない…と思う。

履いてまだ1時間だし、その間うんちやおしっこをしてないし汗もかいてないので汚物は付着してないはずなんだ。

いやでもよく考えたら我慢汁まみれだからやっぱ汚いわ、ごめん。


というか汚い汚くない以前に倫理的にNGだよね。

パンツじゃなくて例えばシャツでもダメでしょ。

ハンカチはギリセーフ感あるけど。


逆に雑菌とかがパンツについてなんかに感染するみたいなこともありえるしね。

怖いね。


やっぱやめとこ…と、用を足した後、やや湿ったままのパンツを履いてトイレから出て行った。

 

 

トイレから出ると、店員さんが「長かったけどウンコしてたんか?」みたいな顔をしながらおしぼりを渡してくれた。

ウンコはしてないし、ハンドドライヤーも純潔のままだから安心してくれ。


待合室に戻りソファに座る。

股間にパンツが張り付くのが嫌なので、ガニ股気味に座る。

 

 

しばらくして待合室に店員さんが来た。


店「番号札31番、◯◯さんでお待ちお客様。準備が整いましたのでこちらへどうぞ」


やぁ〜っと僕の番や!

早くパンツ脱ぎてぇ〜!


カーテンを抜けた先で嬢と対面する。


嬢「こんにちは。よろしくお願いします」


太めのおばさんだ。

おばさんと言うと少し失礼かな?

熟女って言えばいいのかな。

年齢はおそらく40前半くらい。

顔立ちはハッキリしているので痩せればなかなか美人だったのではないでしょうか。


嬢と手を繋ぎ、雑談しながらお部屋に向かう。

部屋に到着後も雑談を続ける。


嬢「お兄さんは今日までGWなんですか?」

僕「そうなんよ、明日からまた会社なの嫌すぎる!」

嬢「なるほどw それじゃあ今日来られたのって、GWの思い出作り的な感じですね!」

僕「ですね!あと昨日彼女と別れて寂しかったから…かな!」

嬢「ええ!?本当ですか!?」


一度は言ってみたかった『彼女と別れて…』ってセリフね。

別に大したセリフじゃあないけれど、付き合ったことがなかったので別れることが出来なかったんだよね。

ていうかこれ数年前の話だけど結構覚えてるもんなんやね。


嬢「なら今日はしっかり癒しますね!!」

僕「うん、ありがとうw」


癒してくれる気になった嬢とキスをする。

キスをしながら互いに服を脱がせ合う。


嬢「わ、ガチガチだw」

僕「うん、キスがエロくて興奮しちゃった」

嬢「先っぽもう先走りすごいことなってますよw」

僕「うん、なんか興奮しちゃって」


我慢汁は止まることなく滲み出し続けていた。

待合室んときから出てたけどなんとなく恥ずかしかったので「今出ましたけど?」みたいなふりをした。

女の子の「パンツ濡れちゃった…♡」はかわいいし興奮するけど、男の「パンツ濡れちゃった…♡」はただただキモいもんね。

 

 

服を脱ぎ終わり、洗体へ。

このあとどっちします?って言われので「ベッド!!」と元気に返事をした。

マットよりもまずはベッドで勃起することを確認したかった。

いやまぁ待合室から引き続き勃起中ではあるんだけど、ことに及ぶ瞬間に萎えないよな?ってことを確認したくてね。

一応ね。


で、洗体が終わりベッドへ。

仰向けに寝っ転がり乳首やらを舐めてもらう。

嬢は舌をねちっこく使いながら僕の乳首を舐める。


嬢「わ、もうこんなびんびんになってるw」


乳首を舐められイキり勃つちんちん…いやまぁ乳首を舐められる前から勃ってたんだけど。

なんか今日すごいちんちんの調子がいいなぁ、全然萎えない。


ちなみに当然だけどED治療薬は服用済みです。

3時間前にシアリスシルデナフィルの両方を飲んでる。

とはいえこんなに勃ちっぱなしなのも珍しい。

悲しみを乗り越え一皮向けたか?

 

乳首を舐めながらちんちんをさすっていた嬢であったが、フェラに移行。

最高級のテクというわけではなかったけど、それでも今の僕にとっては致命的なまでの気持ち良さだ。

ああ、早く射精したい。

射精させてください。

こんなにも希うのは初めてだ。


ちんちんを咥えた嬢が頭を上下させるたびに、僕の腰が「演技か?」ってくらい浮く。


いやコレ多分アレやん、入れた瞬間暴発するやつやん。


やべェ〜せっかくセックスしにきたのにセックスする前に終わっちゃいそう…。


どうしたもんかな…と考える。

 

まぁ別にいっか…と結論を出した。


僕「あ、先に出しちゃいそう…あ、出ます」

嬢「ふぇ?あえ?」

僕「出ます」


びゅるるる!とちんちんから精子が飛び出す。

嬢はちんちんから口を離しており、僕のお腹に精子がかかった。


嬢「あー、すごい出たねw」

僕「ちょっとね、◯◯ちゃんの攻めが良すぎてw」


取り繕う僕。

嬢を褒めることで、早漏なちんちんは悪くないと擁護する。


あと先ほども申し上げた通り、決して嬢がめちゃうまだったわけではない。

僕のウォームアップが待合室の段階で完全に終わっており、いつでも射精出来る状態だったせいで迎えた『寿命』みたいなもんだ。

あんだけつゆだくだったわけだし、まぁよく頑張った方だと思うよ。

 

嬢はティッシュを数枚取り出し、僕のお腹を拭く。


嬢「そんなに良かった?w」

僕「うんめっちゃよかったよ、最高だった」

嬢「そうなんだ、ありがとうw お茶とお水どっちがいい?」


緑茶で、とお願いする。

というかあれ?もしかして〆ようとしてる?

今日は1発じゃ終わらないですよ。


緑茶を飲み干し横になり色々揉んだりしながら雑談する。

5分くらい経つとだんだん息子が元気を取り戻してきた。


嬢「わ、また勃ってるw」

 


今回は60分で入ったんだけど、この時点でだいたい残り15分くらい。

余裕やね。


前戯をしたりされたりしつつ、もう一度挿入の体勢を迎える。

嬢にゴムを装着してもらい、いざ合戦!


微妙に半勃ちではあったものの、一回挿入さえ出来ればこっちのもの。

ぺにょっ…と膣に当てがい押し入れると、中でムクムクと起立していき、完全体と相成った。


コレが…コレがセックス!!

約二ヶ月ぶりの挿入!!

んあ〜〜〜気持ちいい!!


僕「はぁ、はぁ、気持ちいいっス!!」

嬢「わ、わたしもー」


正常位のまま腰を振る。

なんかおちんちんが敏感すぎて、腰がビクン!って動いてしまう。

抜き挿ししてる中でも特に抜く瞬間にそのビクン!って動くせいでチンチンが高速で抜けてしまい、なんか居合をしてるみたいだった。

飛天毛利流、玉翔龍閃〜!


で、そうこうしてるうちに限界に到達する。まだ3分くらいしか経ってないし、体勢も正常位のまま変更していない。

拙者イキたくないでござるよ〜〜〜!


少しでも長い時間楽しみたくて腰を振るスピードを落としていたが、それでももう限界だった。

もう出したい!!けどまだイキたくない!!

相反する二つの感情が鬩ぎ合う!

でも物理的にむ〜りぃ〜!

いざゆくぞ二度目の射精!!

これぞ正にフタエノキワミ!!


僕「ヤバイ!そろそろイキそう!」

嬢「わ、わたしも〜」


え、もう?みたいな表情を隠しつつ嬢が適当に返事をしてくれた。

 


僕「ヤバイ!イクイク!」

 

 

 

うおおおおおおおおお!!

 

 


拙者おまんこ大好き侍!!

 

 


義によって射精いたす!!

 

 

 

 


僕「あああああああ!!」

 

 

 

 


びゅるるる!!!

 

 

 

 


……。

 

 

 

 


ふぅ……。

 

 

 

 


武装錬金も結構好きだよ。

 

 

 

 

 

 

◼️まとめ

よくよく思い出すと、インポ事件の前日に結構しっかりシコった記憶がある。

勃起はソシャゲのスタミナ制みたいなもんなので、勃起力回復には時間経過が必要だ。

高いテクニックを持っている風俗嬢ではなく一般女性と性交する場合は注意が必要。

もし予定が明確なのであれば、前日のオナニーは控えた方がいいというのが今回の教訓ですね。

緋村剣心を見習い、不殺(ころさず)ならぬ不抜(シコらず)の誓いを立てるべきだ。

 


また逆に、ソープでプレイする前から興奮しっぱなしだと瞬殺され、その後再起不能になる場合がある。(今回は大丈夫だったけど)

あまりにも早漏すぎると色々もったいないので、ある程度はシコってもいいのかな。

 


不抜の誓いと程よい遅漏…

 


るろうに剣心ならぬ遅漏人剣チンこそが僕の目指すところだな、と改めて感じた。